関西遠征〜後編〜

今日は関西遠征の二日目をお送りします。

二日目は吉本新喜劇を見に行きます。


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ということで天王寺駅なう

天王寺駅は元私鉄の駅だということは有名な話

関西線と環状線関西鉄道阪和線が阪和電鉄が線路を敷きました。

その後関西鉄道鉄道国有法により、阪和線が戦時買収により国有化され、現在に至ります。
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そのうちの阪和電鉄の名残である阪和線頭端式ホームが見応えがあるわけで、ずっとここに来てみたかったんですよ。

一日目に見た阪急の頭端式ホームとはまた違う雰囲気を醸し出していて、こっちもこっちで中々よきです。
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本日の目的地は難波なので、関西線のりばへ…

ここも結構久しぶりに来ました。

2020年春の青春18きっぷ旅で201系の乗り納めをしたんだっけ…?
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まぁその乗り納めも虚しく(???)、今回の乗車電はまさかの201系

3年前のは一体何だったんだ…
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JR難波駅に到着

ありがとう 201系
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地上に上った目の前には南海の難波駅があります。

関西私鉄のターミナル駅は本当に立派です。
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なんばグランド花月に到着

ここもまた久しぶりやなぁ…
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2階に上がると吉本興業110周年記念のものが…

そんなに前からあるんですね。
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今回の新喜劇はアキさんと吉田裕さんの座長お披露目公演。

意外だけど少し予感してたお二人が座長になられると、やっぱり嬉しいものです。
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大笑いもしたことだし、道頓堀でたこ焼きでも食べましょうか。

いつも通りやけどをしながら完食

ごちそうさまでした。
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通りがかった松竹座も、今年で100周年らしいです。

富士山のOPで有名な松竹も、また長いことやってるんですね。

 

ということでJR難波駅に戻ってきました。

ここからは関西線で天王寺へ…
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いやまたお前かよ…

さっきの乗り納めが台無しじゃねぇか…
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天王寺駅なう

畜生並びやがったw

本当にコイツらが引退するのか…?

今度こそ、ありがとう 201系
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天王寺駅に到着しましたが、まだまだ旅はおわりません。

これからとある場所へ向かいます。
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その場所へ向かう途中に大阪城公園があったので寄ってみることに…

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いやもうええわ

まさかの201系が森ノ宮支所に留置されてました。

ホントにコイツらが引退するのか?(2回目)

もう次も逢えるつもりでいこう()
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現在生駒山を登っています。

ここからの景色がめっちゃ良すぎて驚きました。

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生駒山を超え奈良県

これは生駒ケーブルのミケじゃないか!!

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再び山を登って奈良盆地を一望

奈良県生駒山生駒ケーブル

そろそろ気付いた方もおられるかと思います。
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ということで、本日2つ目の目的地 宝山寺に到着です。

ずっと来てみたかった…

実はこっちの方を楽しみにしていたんだとか…


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本堂に到着

宝山寺は夜の方が有名かと思われますが、夕暮れの宝山寺も良いですね。

 

ここは近鉄のルーツである大阪電気軌道の話で有名ですね。

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むかーしむかし

大阪電気軌道(大軌)という小さな鉄道会社がありました。

その小さな鉄道会社は、大阪から奈良を関西線よりも速いルートで繋ごうとしました。

しかしそこには大きな山が立ちはだかりました。
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そう、生駒山です。

その生駒山を超えるのには、ケーブルカーを乗り継ぐルートと、トンネルでぶち抜くルートがありましたが、大軌はトンネルでぶち抜くルートを選択

しかしそれが難工事で、20名の犠牲者を出すほど…

遂にはお金がなくなり、当時の岩下社長も資材を投げるほど…

しかし建設を担当した大林組は手を抜かず、1914年にトンネルが開通

それが当時全国2位の長さとなった生駒トンネルです。

 

しかーし!難工事すぎた生駒トンネル掘削工事

大軌と大林組は共倒れ状態…

岩下社長も取締たちも身を引くように辞職していきました。

毎日債権者の怒鳴り超えが本社に響き渡る

そんな最悪の状況の中で、残った数人のうちのある一人の男が深夜の宝山寺へ向かう…

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彼の名は金森又一郎

小さい頃から貧乏で体も弱く、小学校にもろくに通えず…

しかし10歳から大阪府庁で働き、夜に学校に通うという勤勉さで、周りの大人たちの心を打ち、海運会社で働き始めます。

そして大軌へ入社し、取締役として活躍していました。

そして宝山寺で金森氏は驚くべき行動へ出ます。
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なんと金森氏、お賽銭を貸して欲しいと頼んだのです!

それも乗車券10万枚と引き換えに。

こんなどん底な鉄道会社に貸せるかどうかと言われると微妙なところですよね。

しかし寺側は

「大軌が苦しいのは生駒駅を作ったからだ。寺側にも責任がある。」

ということでお賽銭を貸してくれたのです!!

ちなみに当時の給料袋は賽銭で重かったんだとか…
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その後片岡直輝氏が大軌と大林組の再建に乗り出し、1916年に債務整理が完了!!

大軌が暗闇から這い上がった瞬間でした。

大軌は宝山寺への恩義として、日本初の営業用ケーブルカーである生駒鋼索鉄道 現在の近鉄生駒ケーブルが開業
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その後大軌は買収と合併・子会社設立を繰り返し、遂に日本一の私鉄『近鉄』へ!!

そう、近鉄伝説の全ては、ここ宝山寺から始まったのです。

そして現在でも金森氏が書いた借用書は現在でも保管されており、近鉄伝説も続いています。

僕もいつかその借用書を見てみたいものです…
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宝山寺の参拝も終えてついに帰路へ
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土山サービスエリアで土山カツカレーをいただきます。

めっちゃうめぇ!!


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愛知のコンビナートを眺め、関東に突入し、遂に帰宅

 

ということで今回はここまで!

久しぶりの関西となりましたが、どれも懐かしくて涙が出そうになりました。

またいつか訪れたいものです。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!